もし、私が〇〇なら・・・#話し方の心得3

先日、知り合いの大学教授にお声がけを頂き、教授のゼミ生の皆さんに「面接に効く『話し方』」をテーマに講義をさせて頂きました。
90分の中でワークを加えながら「どれだけ伝えられるだろうか」と、去年の末からずっと考えて臨んだ講義でしたが、学生さんにも多くの気づきがあったようで、お声がけくださった教授もとても喜んでくださっていました。
ありがたい限りです。


こんにちは。
フリーアナウンサーの三島澄恵です。

実は今回の講義は、普段の研修に比べると少ない時間だったのですが、「話す」「聞く」「強み発掘」という3つを盛り込みました。
普段は、一つに焦点を当てて行くのですが、これから就職活動を行う大学3年生の皆さんには、すぐに実践できるような内容だけに絞込みお伝えしました。

なぜなら、もし私が大学生なら、すぐに役立つスキルを手に入れたいと思うからです。

この「もし、私が〇〇なら」という考え方は、話す内容を考える際の大きなポイントです。


ここで少し私の話ですが、私は講師の仕事を始めて12年程経ちます。
5歳のお子さんから上は70代の方まで、業種も立場も様々な方々です。

例えば、企業研修であれば、コンビニエンスストア・飲食・IT・病院・公的団体・士業、経営者、新入社員、若手社員、管理職など様々です。
今でこそ、リピート率も98%を超え、満足度も95%以上(時には100%)の結果を頂けるまでになりましたが、実は、講師を始めた頃は反省の日々でした。

その中で、最も私に足りなかったのは、受講者のことを想像できず「自分が良いと思うこと」を伝えていただけの内容だったということです。
それから何度もブラッシュアップしながら、今に至ります。

相手に「伝える」ではなく「伝わる」ために話すには、相手のことを想像することが、私は最も重要ではないかと考えています。
ここで言う「想像する」というのは、相手を「理解しようと努める」ことです。

私の場合は、この時に、「もし私が相手の立場だったら・・・」と、
状況や感情なども考え、相手になりきる感覚を持つようにしています。

実は、冒頭の学生さん向けの講義の内容は、
最初「話す技術」のことをメインに考えていました。

これから就職活動を行う上では、
立ち居振る舞い、声の出し方、発音、口調、時間の感覚など、
話す上での基本的なことが役立つと考えたのです。

そして、大まかに作った内容を教授に見ていただくと、
「学生は『自己紹介で何を話せばいいか』と聞いてくるかもしれません」
ということをおっしゃいました。

私はその一言にハッとしました。
確かに、自分について、何を話せばいいのか迷います。
これは何も面接に限らず、自分を紹介するということ全般でもそうです。
まずは、自分の強みを見つけられるような時間を作ろうと考え直しました。

そこでもう一度改めて
「もし、私が、これから就活を控えた大学3年生なら・・・」
この思考に立ち返りました。

就活に対しての漠然とした不安や、周囲の人と比べてできていない自分、やりたいことが明確になっていない自分にばかり意識が行くなど、マイナスな感情が大きいのではないかと思います。
しかも、コロナ禍での就職活動は孤独になりがちです。そこを想像すると、周りの人からの客観的な意見が支えになるのではないかと思ったのです。

自分のことというのは自分がよくわかっているようで、実は、わかっていないことや気づいてないことが多くあります。
周りの人に言われて、「それは長所なの?」と思うことも多いと思います。
周りからの一言は、強みの発見にもなれば、勇気づけや励ましにもなります。

それと合わせて、「話す」「聞く」を並行して講義に組み込めないか?
そう考えて、約1ヶ月間、内容を練り直して臨んだ講義でした。

「もし、私が〇〇なら・・・」
この思考の時に大切なのは、相手の年齢・性別・立場や置かれている状況などを踏まえ、その先に、どんな考えや感情を持っているかです。特に、
悩みや不安がどこにあるのかを考えられると、それを解決したり、サポートできる話ができるようになります。

聞き手は、自分のことを理解しようとして話してくれている人の話には耳を傾けてくれます。完全に理解することはできませんが、話す側が「聞き手を理解しよう」とする意識が「伝わる内容」の第一歩です。


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想いをカタチに。人の心をつないでゆく。
ユナイテッドウェーブス合同会社

3分で話せる内容量は? 話し方の心得#2

今日は、明日の講演のための最終的な練習をしています。
ひとまず、時間内に収まりそうで安心しているところです。

こんにちは。
フリーアナウンサーの三島澄恵です。
今年は「話し方の心得」ということで、私が人前で話すときに、どのような順番で準備をしているかの話を綴っています。

さて、前回は人前で話す時に、最初に行っている事を書きました。↓

前回は90分という長い研修をベースに綴りましたが、今回は、3分ほどの短い時間で話す際の話です。この3分程度というのは、式典などでも主催者や来賓の方の持ち時間としてよく設定されている時間です。特に、挨拶をする人が多い場合は、挨拶者一人一人の話が長くなってしまうと列席者は疲れてしまいかねません。
折角、会の成功を願ったり、思いを込めて用意した挨拶だったとしても、聞き手に聞いてもらえていなければ、どんなに良い話をしても本末転倒なことになります。
なので、時間を守って話すということは重要なポイントです。

ちなみに、ハーバード大学の研究で、自分の話をしている時は、脳の快楽中枢が刺激され、話していることに快感を覚えるということがわかっています。挨拶などで3分と決められているのにも関わらず、長い人では10分以上話す人もいますが、(私の知っている人は20分以上話していました)こういう脳の働きが関わっているのだと考えられます。そのため、話している時に感じる時間の進み方を、話し手は自分で掴んでおく必要があると言えます。

3分で話をする時に、話す場によっても違うと思いますが、多くの場合、最初に簡単な自己紹介や、来場者への謝辞などが入ります。そして締めに再度、謝辞を入れることが多いと思います。その時間を30秒程度引き、本題は2分30秒程度で組み立てて行きます。
この時も「誰に」話すかというのは、とても重要ですが、この点は改めて。

3分で話せる分量は、文字数で言えば900文字程度です。400字詰め原稿用紙2枚と4分の1程度です。早口の方は、原稿用紙3枚分(1200文字)くらいになるでしょうが、あまり早口だと聞き手に伝わりにくくなります。早口でも間をしっかり取って話すことを考えると、900文字前後が望ましいと考えます。
ただし、YouTubeなどの動画コンテンツは、少し早口の方が聞き手の集中力を保てると言われているので、この辺りは時と場合によって変える必要があるでしょう。
余談ですが、早口で話すというのは、相手に考える時間を与えたくない時に使われることがあります。例えば、詐欺や悪徳商法などです。ご注意ください。

さて、今回は、リアル空間で話す事を想定した時間と文字数です。
3分 900文字でどの程度話せるのか?
時間の感覚が掴めていない人は、実際にどの程度話すことができるかを知るために、900文字程度で書いてみることをお勧めします。そうすると、どの程度の内容が3分になるのかを知る事につながります。
その際の組み立て方ですが、普段、皆さんがご覧になっているニュースなどを参考にするのも一つの方法です。ニュースの原稿は、結論→詳細→結論という組み立て方になっています。
今は、スマホのアプリや放送局のホームページなどで、ニュース原稿をすぐに見ることができますので、その書き方の型などは参考になると思います。

また、書いた文章を元に、一度、本番を想定して話して時間を計ってください。書いた文章を単に読んでしまうと、900文字は3分に至らないことがあります。単に棒読みではなく、本番をイメージしながら話すということが大切です。

普段から時間と話す分量を意識していると、いざ急に話す時にも時間内に伝えたいことを話せるようになりますよ。



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人前で話す時に最初にすること#1

新年のご挨拶が遅くなりましたが、改めて、あけましておめでとうございます。


さて、今年2022年は、ブログテーマを「話し方のハナシ」に変え、普段、私が話を考えるときに行っていることや、発音や発声の練習など、どうすれば「伝わる話し方」になるのかを綴っていきたいと思っています。
そもそも私は、話すのは得意ではありませんし、歳を経るごとに自分の話し方って下手だなと思っています。(若い頃は、怖いもの知らずだったんでしょう、きっと。)
けれど、そんな私でも、人前で話すと「わかりやすい」「簡潔」「聞きやすい」「良い声」など、ありがたいお声がけをいただきますし、企業研修では、受講後のアンケートで満足度100%を頂いたこともあります。(自分で驚きです)

今日から、話す上で何を最初に始めたら良いのかを順を追って綴っていきますので、何かの参考にしていただけたら幸いです。

今回は、私が人前で話すときに、「最初に何をしているか」についてです。

私が最初に行うのは、「誰に」「どの程度の時間で」話すかを考えることです。もちろん、内容も大まかなことは考えますが、それ以上に、「誰に対して話すのか」「どの程度の時間で話すのか」ここをまずクリアにしています。特に、「誰に対して」という部分は、話す上で最も重要ではないかと考えています。なぜなら、内容・言葉選び・話す口調なども含め、この点がおろそかになると伝わらなくなるからです。この点は、改めてお伝えします。

今回は「どの程度の時間で話すか」についてです。
私は、よく時間を守れずに話しをしている人を見かけます。例えば、イベントでの主催者や来賓の挨拶、質疑応答、スピーチ、講演など、本来は決まっている時間があるにもかかわらず、その時間を気にせず話をし続ける人がいます。
話している本人は気持ち良いかもしれませんが、聞いている人たちは集中力が切れてしまい、結果「伝わらない」と言うことが起きてきます。また、「時間を守れない人」という印象や「約束を守れない人」など、マイナスなイメージを持たれかねませんし、他に話す人がいる場合、その人たちの時間を奪うことにも繋がりかねません。
決められた時間内に、伝えたいことを伝えると言うのは、とても大切なことです。

では、どうやって話す内容と時間を考えているかです。
それは、積み重ねてきた時間の経験と感覚というと答えになりませんので、少し具体的に書いていきます。
私が実際に担当した経営者向けの研修を例にお話ししていきます。
テーマは、「トップに求められる『聞く』リーダーシップ〜自ら気づき、考え、行動する人材育成で組織を強くするために〜」でした。時間は90分です。

私が研修を組み立てる際ですが、90分という時間の場合(これが60分などでも)、最初から10分を引いて考えます。なので、80分の研修というわけです。なぜ、10分を引くかというと、研修前に、企業担当者からの紹介や挨拶などがある場合があるからです。また、研修中は受講者の人たちとの掛け合いなどもあり、予想外に時間を取られることもあります。90分ギリギリで内容を作っておくと、時間オーバーになりかねません。最初から10分ほど余裕を持たせておいて、質疑応答で調整したり、予備の話を用意しておいて調整する方が、時間通りに終えられます。

次に、研修の流れを項目ごとにノートに書いていきます。

1.アイスブレイク
(研修の本題に入る前に場の一体感を持たせたり、緊張を緩めるような内容)
2.プロローグ
 研修の目的や手に入れて欲しいことなど、受講者と目標の共有をする
3.本題
①なぜ、聞くことがリーダーに重要なのかがわかるデータの紹介
(受講者自身は、普段の自分を振り返り気づけるように)
②「聞く」というのは、どういう効果をもたらすのか
③聞き方の基本(ワークを取り入れながら)
4.聞き方ロールプレイング
5.まとめ

ざっと、このような感じです。
この時に、話の展開を5分〜10分という時間を基軸にして組み立てていきます。
例えば、次のようにです。

1.アイスブレイク→5分
(研修の本題に入る前に場の一体感を持たせたり、緊張を緩めるような内容)

2.プロローグ→5分
 研修の目的や手に入れて欲しいことなど、受講者と目標の共有をする

3.本題
①なぜ、聞くことがリーダーに重要なのかがわかるデータの紹介→5分
(受講者自身は、普段の自分を振り返り気づけるように)
②「聞く」というのはどういうことか。どのような効果をもたらすのか→10分
③聞き方の5つの基本(ワークを取り入れながら)→30分

4.聞き方ロールプレイング
①ロールプレイングの説明とポイント説明→5分
②ロールプレイング→20分(10分✖️2回(2人1組の場合))

5.まとめ→時間調整


なぜ、時間を5分〜10分で考えるかというと、人が集中して話を聞ける時間は「10分程度」と言われているからです。特に、話し手が1人の場合は、聞いている人の集中力はさらに下がりやすいです。そのため私は、5分や10分ごとに話の内容を変えたり、ワークを行ったり、受講者に問いかけをしたりしています。

上記の時間は大まかなのもので、1〜2分余裕を持たせて時間配分をしています。もし、どこかのブロックが予定時間よりも多くなったとしても、最終的に調整ができるようにしています。

今回は研修を元に綴ってきましたが、挨拶やスピーチは、もっと時間が短いと思います。3分〜10分程度で話すことが多いのではないでしょうか。そこについては、また次回お伝えしますが、挨拶やスピーチも、まずは、決められた時間の中で「何を伝えたいか」を考え、箇条書きで書き出して行くと、まとめやすいと思います。
また、どのくらいあれば、どの程度の内容が話せるかについても次回以降お伝えします。


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人の言葉というものは

「人の言葉というものは大事なものである。
舌先三寸で人も殺すが、また、生かすこともあるのだ。」
三浦綾子さんの小説「道ありき」に出てくる一節です。

私は、この小説が好きで何度も読み返していますが、特にこの一節は、話す仕事を続けている私にとっての教訓であり、人と向き合う時に心に刻んでいることです。

メンタリストのDaigoさんのYouTubeでの発言が炎上し取り上げられています。
(ここではあえて、その炎上の経緯は記しません。)
私は以前から、DaigoさんのYouTubeは時折見ていました。数多くの論文を紹介してくださっていましたし、人の心理を様々な視点から紹介されていて、私自身とても勉強させてもらっていました。

もう5〜6年ほど前になると思いますが、ある会社の製品発表会のゲストにメンタリストのDaigoさんがいらっしゃいました。私はその時、司会を務めたのですが、製品発表会の場で、Daigoさんが見せてくださったパフォーマンスには本当に驚きました。目の前で繰り広げられるその様子は、手品のようなタネがあるわけでは無く、人の心理を確実に読み取っていて、「こんなことって、本当にできるの?」と驚くばかりでした。
本番前には、控え室で打ち合わせをさせていただき、ご本人ともお目にかかりましたが、自分の芯をお持ちで、とてもはっきりとした方だなと感じたことを覚えています。そういうこともあってか、その後は、さらにDaigoさんの活動を意識して見るようになりました。

そして、今回、炎上したYouTubeの動画。その後の謝罪配信。いずれも見ました。
特に、これほどの炎上後に、メンタリストのDaigoさんがどう謝罪をするのか関心を持ってライブで配信を見ました。
私が配信を見ながら興味深かったのは、高評価と低評価のボタンの数です。
最初は、低評価ボタンを押していた人が高評価の人の倍ほどいたと思います。それが配信が終わる頃には、高評価が7000くらい、低評価が8000くらいと差が縮まりました。そして、今確認したら高評価は2万3千、低評価が2万となっていて、高評価が低評価を上回っています。
この数字を見る限り、Daigoさんの謝罪は成功したと言えるのかもしれないと思いました。

ただ、私の知り合いが、この炎上のことをこんな見方をしていて、もし本当にそうなら、それはそれでとても怖いと私は思っています。

「人のメンタルがわかる人が、そもそもあんな炎上することをあえて言うのだろうか?あえて炎上させ、謝罪まで見越してのことではないのか?」

私はどちらかといえば、人の言葉の裏の裏を考えるというのは苦手で、言葉をそのままに受け取るのですが、知人のこういう見方を聞き、確かにそれも一理あると思ったのです。
そして、もしも本当にそうならば、私たち人間は、たった1人の人間に操られる可能性があり、世の中を思わぬ方向へと導くこともできるのだと、改めて、現実として考えさせられました。
もう一つ感じたのは、操られていないと思って信じていた相手に、相手の良いように操られていたという喪失感です。相手と自分が同じ方向を向いている時は良いのですが、相手が行きたい方向に、まるで自分が選んだかのように行った後、実は相手に操作されていたと感じると、その人間関係は壊れてしまいます。これは、私自身、カウンセリングやコーチングを行う時に気をつけていますが、誘導や操作をせずに相手と、本当に向き合えているだろうかと、この一件で改めて振り返っています。

Daigoさんの一件について、他にも思うことは多くあります。
ただ最も強く思うのは、人の言葉は、「言刃」であってはいけないということです。葉のように人の心を豊かにできるものであって欲しいし、私はそうありたいと強く思います。

冒頭に、三浦綾子さんの小説の一節を書きました。
この小説は、三浦綾子さんの自叙伝です。当時、不治の病と言われていた肺結核で病に伏していた三浦綾子さんに、牧師さんが「必ず治ります。いましばらくの試練ですからね」と言葉をかけられました。三浦さんは、到底治ると思われなかったにも関わらず、その牧師さんの言葉がおざなりだとは思わなかったそうです。そして、その後の病床生活の中で、その言葉は、三浦さんを幾度も慰め励ましたと書かれています。

「舌先三寸で人も殺すが、また、生かすこともあるのだ。」
言葉は時として人を傷つけ、人を殺めることもあると思うと、話す仕事をしているしていないに関わらず、私は人にかける言葉が怖いなと思っています。
「何気なく言った一言が、誰かを傷つけていないだろうか?」そう自問自答しています。

答えること、質問すること

「会話が成立していない」
昨日の緊急事態宣言の記者会見、菅首相と記者の方々の質問のやりとりを悶々としながら聞いていました。

例えば、フリーの記者の江川紹子さんの質問です。
文章は、首相官邸のホームページに全文が掲載されているので、そちらから引用しています。
https://www.kantei.go.jp/jp/99_suga/statement/2021/0730kaiken.html

江川紹子記者
「フリーランスの江川紹子です。よろしくお願いします。
 ワクチンについてはですね、菅首相、常に具体的な目標を明確にしてですね、進めてこられていると思います。ただ、当面はワクチンが行き渡るまでは人の接触や移動の機会を減らしていくしかないわけで、先ほど更に人流を減らすようにということもおっしゃいましたが、それに関しては具体的な目標と、それから、それを実現するための方法というものが示されていません。具体的には、どれぐらいの人を減らす、あるいは人と人との接触の機会を減らすということが目標としてあるのか、そして、そのためには具体的に何をしていくのかということです。先ほどテレビ観戦を勧められましたけれども、それだけでその目標が到達できるのかということをお伺いしたいと思います。
 尾身先生にも同じことをお聞きしたいと思います。お願いします。」

菅首相
「これ、東京大会の開催が決定してから、東京都内における、これは東京都内が圧倒的にオリンピックの会場もありますから、そういう中で東京に集中する人流を防ぐための対策というのは当時から考えて行ってきています。それが車の乗り入れ3割減だとか、あるいはテレワークによってたしか6割ぐらいだったと思いますけれども減をするとか、それは東京都と連携して、そうしたことを対応してきているということも、これは事実であります。
 そして、無観客でなく一定数観客を入れてのときでも30万は首都圏の人流を少なくする、そうした対策を練っていましたので、そうしたものに基づいて今、行っているということであります。」

江川紹子記者
「具体的な目標は、今の目標は。」

菅首相
「ですから、大会に集中する人のそれよりも少なくするということです。ですから、そこはできていると思っています。」

いかがでしょう?
このやりとりをどのように思われますか?

江川さんは、今後の感染者数の具体的な数値目標と、それを実現するための具体的な対策について聞いているのですが、菅首相の答えは、オリンピックの話、東京都(関東圏)の話での答えになっています。しかも、江川さんが質問している「今後の具体的数値目標と具体的対策」については語られていません。
もしかしたら、江川さんの質問の最後の「先ほど、テレビ観戦を勧められましたけれども、それだけでその目標が到達できるのかということをお伺いしたい。」この言葉に引っ張られ、それを元に答えられたのかもしれません。百歩譲ってそうだったとしても、「今後」というところの答えにはなっていません。

答えるのが難しい時などに、あえて質問に答えているようにして話をはぐらかすということは、政治家の方だけでなく、日常の会話でも見られます。今回も、そういうことなのか、それとも、そもそも質問の意図が伝わらなかったのか、それはわかりませんが、国のトップの発言というのは、国の先行きを決める重いものだと考えると、悲しさを通り越し、言葉も出ないあきらめに近い気持ちになりました。

と同時に、いつも記者の方の質問を聞きながら思うこともあります。
それは「質問が長い」ということです。

質問に至るまでに経緯を話す人もいれば、国民の不安(だと思っていること)を代弁する人、自ら(もしくは自身が所属する会社)の意見を話す人など様々な人がいます。それを聞きながら、私は質問の意図が薄れているような気がする時もあります。
もっと短く、ストレートに聞けないものだろうか?その方が、より伝わるのではないかと思うことが多々あります。

私がNHK時代にインタビューをするときに、アナウンスの統括部長に教わったのは「質問を短くする」ということでした。これは、簡単なようでなかなか難しいことなのです。
なぜ、難しいかというと、それは多分、相手の言葉に対して「何か(例えば、気の利くようなこと)を言わなければいけない」という思いや、「自分の意見や感情を言いたくなる」また、質問の内容によっては「質問を柔らかく聞こうとしてエクスキューズが多くなる」「視聴者や観客がわかりやすいように」というような意識が強くなるからではないかと推察しています。


話すこともとても大切なことですが、的確に質問をする(相手の話を聞く)というのもまた難しく、大切なことだと思います。
こうやって色々と思うことを思うままに綴っていますが、「自分ができるか?」と自問自答すると「できる!」と、答えられないのも確かです。それほど、難しいことだと思うからです。ただだからこそ、日々、できていない自分と向き合いながら、少しでもできるように意識してトレーニングしようと思います。

意気込みあるのに尻込みしてしまったClubhouse

こんにちは。
フリーアナウンサーの三島澄恵です。

最近、話題の音声SNS「Clubhouse」
すでに始めている方もいらっしゃるかもしれませんね。

Radiotalkもスタートしたばかりの私ですが、Clubhouseもやりたいな〜と思っていたら・・・
なんと、福岡時代にご縁のあったエンタメのお仕事されている方から招待が届きました。事前になんの連絡もなく、携帯の番号にショートメッセージで連絡があり、びっくり!

招待をくださった方にお礼のメッセージを入れると、「連絡先を知っている方の中で興味のありそうな方にお送りしたんです。」という返信。
実はこのClubhouseの招待は、最初は2人までにしか送れず、その後、何かの基準があるそうですが招待できる人数が増えるようなんです。そんな制限のある中で、私に送ってくださって、ありがたいやらなんやら。


ということで、早速、Clubhouseをスタート!

「よしっ!楽しむぞ!!」と思ったものの・・・
誰をフォローしていいのか、ルームの仕組みもよくわからず入っていいのかどうなのか・・・そんなこんなで意気込みはあったものの尻込みしてしいました。


けれど・・・


夜9時を回ったあたりから、知り合いの方がルームに参加されてトークされていたり、興味深いテーマのルームがあったりで、色々と聞き回ってしまいました。


Clubhouseって、私も最初に説明された時に、なんだかよくわからなかったのですが、今日参加して、私が感じたのは、学校の教室みたいな仕組みだなということです。
ルームと言われる部屋には、それぞれテーマが決まっていて、そのルームを開設している人が先生のような感じでしょうか。そこに、様々な生徒が入ってくる感じです。そして、先生が指名した人は、自由に話しができて、それ以外の人は、ただ聞くだけでもいいし、意見や感想があれば手を挙げて話をしたり、先生から指名されると話したりすることもできるようです。
ルームは、様々なテーマがあります。学校でいえば、各教室で違う授業を行っているという感じです。国語もあれば数学もあって、体育もあれば美術もあって、その授業の中で、私たちは好きな授業を受けに行く感覚です。

ちなみに、まだ今日はじめたばかりなので、あくまでも私が個人で感じたことなので、あしからず。


オンラインのビデオシステムや電話やメールとも、FacebookやTwitter、Instagramともまた違った、新たなコミュニケーションツールで、これからどうなって行くか目が離せません。もしかしたら、従来型のラジオ放送という概念も変わっていくかもしれないなと思います。

Radiotalkの良さも感じつつ、Clubhouseは、Radiotalkとは違った魅力のあるアプリです。
コロナ禍で様々な制約のある時代ですが、私たちの可能性を広げてくれるものがこうやって表れていることにワクワクしています。


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声で表現する面白さ


先日、コロナ・ウイルスから人類への手紙を朗読しました。
お世話になっている方からお声掛けをいただき朗読したのですが、改めて声で表現することの奥深さや面白さを感じました。と同時に、まだまだ磨きをかけなければと、省みました。


こんにちは。
フリーアナウンサーの三島澄恵です。


これまでも、テレビの番組や企業や製品紹介、CMなどのナレーションは行ってきましたし、今も色々とお声掛けいただいています。

ナレーションを録るときは、通常は、映像があって、台本があって、ディレクターさんからどういう表現をして欲しいというオーダーがあるので、その希望に添いながら読んでいきます。
「もっと歌って!」これは、本当に歌うんじゃないんですよ。大きく表現をつけるというような意味です。他にも、「もっと軽く!」や「緊張感を漂わせて」など、同じ言葉を違う表現で録ることもあります。いずれにしても、こういう表現の指針がある中で読むので、私自身、とてもイメージを持ちやすいんです。

同じ言葉でも、ちょっとした表現で変化ってあるんですよ。
例えば、「みなさん、こんにちは」という一言を色々と言ってみるとこのような感じです。

*この部分は、radiotalkで聞いてみてください。

・元気な感じ
・怒っている感じ
・力強い感じ
・司会っぽい感じ
・優しい感じ

どうでしょう?
違うのわかります?
どの表現で読むのかは、内容や場面に合わせて違ってきます。


しかし、今回取り組んだコロナ・ウイルスから人類への手紙は、どういう表現をしたらいいかというのを判断をしてくれるも無く、自分で読んで、自分で客観的に聞きながらいい悪いを判断する作業でした。単に、自分で読んで、自分で楽しむ朗読ならどんな読み方でもいいのでしょうが、聞く人がいる・相手がいるということになると、どう聞こえているかというのを客観的に考えると言うのはとても大切なのです。
そうやって、録っては聞き直し、録っては聞き直しと何度も繰り返しました。その回数、およそ70回に及びました。
それでも、私の中では完璧ではないんですよね。


多分、他の人が聞いたら、たいして変わらない表現に聞こえるのかもしれないのですが、自分で聞いていると、細かなところが気になってしまいます。この言葉と言葉の間は、あとコンマ5秒欲しいや、文末に向かう速度をもっとゆっくりしたい、この場面からはイメージを変えたいなどです。



そして、何度も録り直していると、だんだん表現が変になっていくんです。変と言うのは、無駄に抑揚がついたり、間ができたり、妙に重々しくなったりなど、結局、最初の方に録音したのが、一番ストレートで素直に表現できていると思ったりもするものです。不思議です。

とはいえ、そのだんだん変になった表現から、さらに読みを重ねていくと、今度は最初の頃の素直な表現に加えて厚みが生まれるというのでしょうか、表現に深みが出てくるようになるなと、私は感じています。


声の表現というのはとても難しいです。
けれどだからこそ、とても面白いし、私は大好きです。



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ほそぼそと、これからも

先日、とても嬉しいことがありました。続けていて良かったな。少しでも私のやっていることが役に立つのならありがたいな思った出来事です。

こんにちは。
フリーアナウンサーの三島澄恵です。


私は、どんなことも興味を持つと挑戦してみるタイプです。
ブログもホームページの作成も、SNSのFacebook、インスタグラム、TwitterもYouTubeもラジオ配信も、とにかくなんでも気になった時に始めています。YouTubeは実は2011年に初投稿したんですが、年に一本程度のアップでした。

どれも細く長く続いて今もやっていますが、視聴回数やフォロワーもそう簡単には増えません。バズらせたいわけではないけれど、見たり、聞いたりしてくれる人が増えるのはうれしいものです。みなさんも、配信やSNSをやっていて、そう思うことありませんか?
けれど、1人でも見たり、聞いたりしてくださっていることは、それだけでうれしいことです。
そうして、つい先日、細々でも続けていて良かったと思う出来事がありました。


それは、会社の朝礼の資料としてYouTubeの画像を使わせて欲しいという連絡が入ったことです。しかも、北海道千歳市から。
最初、メールの文面を見ながら「千葉」と思ったのです。私は東京を拠点に活動をしていますから、近い地域が思い浮かんだのだと思います。それが、まさかの北海道で驚きました。


私の会社のお問い合わせフォームは、最近は、営業メールが多いんですよね。
みなさんのところはどうなんでしょう?
「ここは問い合わせのメールフォームなの!」と、心の中では少しばかり腹立たしくもあり、悲しくもありました。営業されている方の気持ちもわからないわけではありません。電話をしてもすぐに切られてしまうでしょうし、飛び込み営業もこのコロナ禍では難しいでしょうし。

今回も営業のお問い合わせなんだろうなと、文面を読むと・・・社員の接客研修のために「目だけで伝える笑顔の力」のトップ画像を使わせて欲しいというお尋ねのご連絡でした。この「目だけで伝える笑顔の力」は、マスクをしていても、相手に笑顔や表情が伝わるというポイントをYouTubeでお伝えしたものです。


勝手に画像や動画を使う方もいらっしゃるのに、ちゃんと連絡をくださったことがありがたく、すぐに先方にお電話を差し上げました。先方もまさか電話がかかってくるとは思っていらっしゃらず驚かれたようです。

私としては、メールのやりとりだけでは伝わりにくいことがあるように思え、電話という形をとりました。そうやってお電話すると、ご担当者の方の声からは、メールではわからないちょっとした言葉の抑揚や声から伝わる感情がありました。わずか数分のことでしたが、心がつながった感覚を持つことができたと感じました。

こうやって、これまで縁のなかった方とのご縁というのは、いままではどなたかの紹介ということがほとんどでしたが、SNSや配信を行うことで繋がることも生まれるのだということを実感しました。

「あ〜、細々とでもYouTubeを続けていてよかったな〜。これからも、細々とのんびりと続けていこうと」そう思った次第です。
YouTubeに限らず、このブログも同じくです。

最後まで読んでくださいましてありがとうございます。


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インタビューの懐かしい思い出

こんにちは。
フリーアナウンサーの三島澄恵です。

前回、インタビューの話を書きながら様々なことを思い出しました。
NHKで担当していた音楽のラジオ番組は、隔週で月曜日から金曜日の5日間担当していましたが、ほぼ毎日、ゲストの方にインタビューしていました。年間にすると100組くらいになるでしょうか。
どなたも印象深いのですが、藤木直人さんは、スタジオにギターを持ってこられ弾いてくださったり、平井堅さんは、楽園がヒットする前に2度インタビューさせていただきました。すごく気さくな方で、お話もユニークで楽しい方でした。

それから、 ラジオでこの方はもったいない!と言われそうですが、腹話術師の一刻堂さん。その時は、ジョージとサトルを連れてきてくださり、私の目の前で、3人がトークを繰り広げてくれました。
ラジオの向こうのリスナーさんは、いっこく堂さんとジョージとサトルの姿が見えないので、スタジオに私を含めた4人でトークしていると思いながら聴いていらしたのではないかと思います。
インタビュー後、いっこく堂さんに衛星中継の技。声が遅れて聞こえるという技を少しだけ教えていただきました。

私のお宝写真です✨

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どの方も緊張したのですが、私が一番、緊張したのは、松任谷由美さんです。
松任谷由美さんにインタビューをすると決まった時から緊張していましたが、スタジオに松任谷由美さんが入ってこられてご挨拶した瞬間に、その緊張は最高潮に!
インタビュー中は何を伺ったかわからないと言うか、緊張しすぎて、ユーミンの言葉が頭に入ってこない状態でした。放送終了後、そのオンエアーの録音を聞きましたが、なんとか話は噛み合っていてほっとしたことを覚えています。

ちなみに私がこの世界に入って、最もインタビューしたかった方は、藤井フミヤさんです。と言うのも私、小学生の頃からチェッカーズの大ファンで、中でも藤井フミヤさんが大好きでした。高校生の頃は、「チェッカーズが出る音楽番組で司会をしたいです。」という、夢を語っていました。
しかもそのコメントは、福岡の民放の番組で部活動を紹介するコーナーがあり、私がいた部活が取り上げられたときでした。若い頃って、恥ずかしげもなくなんでも言葉にしてしまうんですよね。

フミヤさんは、レギュラー番組ではなく、念願叶って特別番組のスペシャルゲストでご登場いただきインタビューさせていただきました。ただこの時は、メインの進行はNHKの男性アナウンサーが務め、私はアシスタントという形だったので、いつか1対1でインタビューできる日を目指しているところです!

今も、様々な方にお話を伺う機会があります。
例えば、女優の奈緒さん、漫画家の高橋洋一さん、演歌歌手の伍代夏子さん、パティシエの青木定春さん、鎧塚俊彦さん、庭師でタレントの村雨辰剛さん・・・思い返すとキリがなく、皆さん本当に素敵な方で、お一人お一人にお話を伺うたびに、私自身がとても刺激をいただいています。

これは何も、著名人の方に限らずです。
私はお会いする方みなさんのお話を伺いながら、そこにある物語の素晴らしさに心を動かされます。それは、一番身近な家族もそうです。
人の話を聞くというのは、私にとってかけがえのない時間です。


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愚痴って大切!


こんにちは。
フリーアナウンサーの三島澄恵です。


一昨日、NHKの「あさイチ」で、愚痴との上手な付き合い方という特集が放送されていました。脳にも影響していて、愚痴として言語化することで、原因の分析ができて解決策も見つかるんだそうです。愚痴として感じているようなことは、脳の無意識の部分にあるそうで、言葉にすることで意識できるようになり、心の中のモヤモヤと向き合えることができるということでした。
本当に、愚痴って大切!私もずっとそう思っています。


愚痴と言うから、どうしてもネガティブな印象になりますが、私は放送局の仕事をしているときに、仲間といつもワイワイガヤガヤ話し、愚痴が笑いと制作のエネルギーになっていたと感じていました。
そもそも愚痴は、日常で起きたできごとのぼやきで、ちょっとした雑談なのではないかと思うのです。
雑談って、楽しいですよね〜。意味がないようで、実はそこから生まれる気づきやクリエイティブなものもたくさんあります。

先日、ニュースで見ましたが、コロナ禍で、雑談が減ったことが課題だと感じている企業は少なくないようです。在宅ワークが増えたことで、社員同士の雑談はもちろんですが、お客様や取引先の方とのちょっとした世間話もなくなってしまっているんだそうです。
ニュースで見た会社では、営業先の雑談から新しい商品が生まれたこともあって、お客様との会話を大切にされているということでした。確かに、ちょっとした話の中に、困っていることや悩みがあって、そういうところから新しい製品って生まれていくのかもしれません。
私も研修やトレーニングを行なっていますが、やはり受講される方の悩みの中からプログラムを作っていますから。

そういう仕事ベースでなくても、人と話すというのは、本当に必要なことだと思うのです。
私は、福岡に住んでいたことが長いので、気の置けない友達はほとんど福岡にいます。東京に住み始めた最初の2〜3年は、気軽に話せる友達や仲間がいないことが、とても辛かったです。いまでも、そう感じることがあります。

結論もなく、意味もなく、「だからなに?」と言うような話ができる環境って、本当にありがたかったんだと。だからこそ、今のこのコロナ禍において、人と話す機会が減ったことによってストレスを抱える人が多いというのも分かりますし、何か力になれることがないかとも考えたりします。


そうそう、私は少し前から、私はRadiotalkという配信アプリでラジオ番組をスタートしました。基本的には他愛もない、日常で気づいた話をしつつ、時々は、真面目な話があったり、時々は話し方やコミュニケーションスキルの話をしたり、本当にいろいろなお話をしています。これもまた、日々の雑談のような番組です。

その番組でいずれは、ゲストをお招きしてトークコーナーを作りたいと考えています。
これまで、数えきれないほどの方々にインタビューを行なってきました。ミュージシャン、タレント、クリエイター、経営者、映画監督、アスリート・・・他にも大勢の方に伺ってきました。
インタビューって本当に面白いというか、奥が深いものです。そこには、一人一人違った人生の物語があって、その中に生きるヒントがたくさん隠されていると感じています。それは、著名人の方に限りません。誰もが自分の物語を生きています。私は、そういうお話を伺っていけたらと思います。
この番組は、まだまだどうしていいか悩みながらなのですが、もし、よろしければお付き合いください。

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